惑星。例えば地球といった惑星の深い奥では、内なる火が中心部つまり空洞を占有しており、 それが――まばゆいばかりに燃え上がり――その惑星上のあらゆる生命が生きることを可能にしている。月の内なる火は事実上、燃え尽きているため、その輝きは反射作用によるものでしかない。~A Treatise on Cosmic Fire
地球の中心にグラウンディングすることを、エナジーワークでは最も大切にしています。だから一番最初に学ぶツールなのです。
その地球の中心…どのようになっているのか?誰一人として知る由もありませんが、叡智では「空洞を火が占有している」とあります。私にとっては「地球の内部に太陽がもう一つある」イメージなのですが…。
科学的には「鉄のような金属の塊」とか「バターのようなドロドロした液体」とか…誰も見ることができないので結論はありませんが、「そこには火のようなエネルギーがある」という認識は間違いないでしょう。
エナジーワークでは地球の中心を「エネルギーの製造とリサイクルの工場」と喩えますが、それは意外にあたっているのかもと思います。
叡智が正しければ、私が一番納得がいく説明は…以下の記事です。 「地球の内核は個体でも液体でもない「超イオン状態」の可能性がある
この「エネルギーの工場」はなんのためにあるのか?
叡智によると、物質を進化させるために…だと言います。
ここでもう一つの叡智のご紹介。それは「地球の前の進化は月で起きていたが、地球に進化の舞台が移ってから、月は死せる塊でしかない」ということ。
…だからでしょうか。エナジーワークでは「月」に意識は向けません。満月の瞑想でも、満月をあまたの上にヴィジュアライゼーションして、エネルギーを入れますが、それは「月に反射する太陽の光」を入れるので、月そのものにはエネルギーはない、エネルギーを放射していない…と考えます。
月の探査機が調査したように、月そのものにはエネルギーがないため防護する膜がなく、大宇宙から飛来する原子や宇宙光線を「そのまま」受け取っています。(地球はエーテル膜で保護されているので直接飛来しません。実のところ宇宙光線には有害なものもあります。地球は宇宙から守られている環境なのです)
宇宙からの飛来物を受け取る月だからこそ、私達の肉体の質料であるエレメンタルを結晶化して生み出しました。つまり月は私達の先祖の先祖…のそのまた先祖である微生物の原料を進化させ、地球に種付けした…のです。
つまり太陽系という一つの大きな枠組みのなかで、惑星それぞれの個性からくる役割があり、進化させるための共同作業をしている…と想像ください。
物質化する原材料は月で生まれ、そして進化の場を地球に移管して、植え付けられたエレメンタルという種が、地球の核にあるエネルギーに温められて…微生物、鉱物、植物、動物、そして人間へと原材料を進化させたのです。
そして地球での進化の最終系は、人間であり、人間の霊性化(エネルギー体)です。霊性を成長させた人間は、地球での進化の役割を終え、自主的にその先の天体や宇宙へ移行して、さらなる進化をしていく…と言われます。
月が原材料の農場であったら、地球は原材料をつかって料理をするレストランですね。原材料に近い、鉱物、植物、動物などは、いまでも原材料が生まれた月の影響を受けやすいです。原材料に近い微生物や植物などに「宇宙」を感じる人は、原材料を通じて生まれ故郷の大宇宙を感じているのかもしれませんね。
グラウンディングコードをしっかりと地球につなげることは、この地球で進化するためのエネルギーを人間として引き受けるということ…と伝わりますように。