瞑想クラス①で学ぶエナジーワークの代表的なツール「ゴールデンサン」には「自分が分散させたエネルギーを自分に取り戻すー磁石の機能」があります。
自分が過去においてきたエネルギー、明日の予定に持っていかれてるエネルギー、または気になる人においてきたエネルギー、または職場、実家、旅先に置いてきたエネルギー…これらを自分に取り戻すために、「ゴールデンサン」にある磁石の機能を使って集めます。
磁石の機能です。
アインシュタインやエジソンの愛読書であった近代神智学の名著「シークレットドクトリン」には…「太陽は偉大な磁石である」“The sun is a great magnet.”…とあります。
そのゴールデンサンの「磁石」としての機能の根拠ともなる叡智です。おおー!叡智も「太陽には磁石の機能がある」と書いているんだーと驚きました。
その叡智を深く理解するために、まずは太陽には2つの側面があることを知ってください。
一つ目は誰もが知っている太陽ー「物質太陽」。地球上の生命に栄養を与え、肉体の健康を維持する物理的な光と熱を持つエネルギーの放射です。これは誰でもご存じの太陽の代表的な働きです。ただただ太陽光を、それこそ自動的に、無料で、私たちは毎日うけとって、利用しています。
もう一つの太陽は「内なる霊的太陽ー太陽のハート」と言われ、これが叡智の言う「磁石」であり引力です。これは「太陽の慈愛を学ぶプロセス」…とも言われます。
つまり人は生まれた時は自動的に「ただただ物質太陽の光をうけとる」ことから始まり、成長していくと「霊的太陽(お天道様)をみて生きる」ようになります。受動的に太陽光を受け取ることから、「太陽のように生きよう」と、太陽の慈愛を学び、自分もそのようになれるよう能動的に生きるようになります。
この精神状態(霊的成長)を、エネルギー的には(秘教的には)「太陽の引力に反応し始めている」ーと説明できるのです。
エナジーワークのゴールデンサンというツールは、「太陽には磁力があること」を思い出すための暗号に思えます。最初は「どこかに置いてきた自分のエネルギーを取り戻そう」という意識でゴールデンサンを使ってください。でも慣れてきたら、自動的にゴールデンサンは「自分のエネルギーは自分に戻すように」機能して、常に「いまここ」に意識を置けるようになるでしょう。
そこから自分の太陽ー太陽のハートを信じて生きるプロセスが始まります。
「肉体の目(肉眼)」は物質太陽の光に反応して成長しますが、「霊的な目(第三の目)」は、霊的太陽のハートに反応して発達すると言われます。これは聖書の一節が説明しているエネルギー現象です。
「その光の中で、私たちは光を見ることができる」
ゴールデンサンというツールは、究極的には私達に太陽の慈愛を授けてくれるツールなのかもしれません。その可能性に心を開いて、ゴールデンサンを使ってみてください。
自分が太陽のように、明るく優しく慈愛に溢れるハートを生きることで、生命との同一化を深まり、自分の環境に輝きをもたらす能力が育まれるーこれは太陽に与えられた使命であり、宿命です。自分の影響力の及ぶ範囲内にある、植物であれ、動物であれ、仲間であれ、あらゆる生きとし生けるものを照らす太陽のハート。
私たち一人ひとりが太陽のような存在になることで、周囲に人が集まり、彼らの道を照らす光の担い手となるーそれはちょうど、太陽が「太陽系を磁気的に保持している」ように。
すべての人間は潜在的に、惑星を周囲に集めて生命を創造する「磁力で引き付ける太陽」なれる可能性を秘めています。この人類の可能性を伝えにきた存在がイエスキリストであり、彼は原始キリスト教では太陽神として祀られていました。
まずはゴールデンサンで、自分自身のエネルギーを取り戻し、そして自分のエネルギーで自分を満たせるようになったら、この惑星の光の担い手となり、困窮する人類に道を照らす光の放射となりますように。