2024年の瞑想クラスが4/7スタートしました。最初に学ぶ瞑想ツールはグランディングコード。これは絶対に変わることのない法則のように、何が何でも「最初はグランディングコードから」教えます。
クラスで教える一番最初に教えるツールが決まっているなら、同じように参加者から届く「戸惑いの声」も同じです。必ず毎回、誰かが言います。
「ネガティブな感情やエネルギーを地球に流していいものか?躊躇します」
私は2015年前後、数年間にわたってニューメキシコ州にあるStardanceというネイティブアメリカンの聖地に通い、ビジョンクエストをしました。4泊5日、テントと、その周りの小さなスペースで生きて、自分の内面とつながる日々を過ごすのです。小さなスペースといっても、目の前には大自然。しかも人影は一切ありません。時たまコヨーテの遠吠えが聞こえ、鳥が空高く飛ぶくらいです。
何度か参加したのち、通訳として参加したときのこと。ネイティブアメリカンのシャーマン、ホワイトイーグルが「あなたの内にある怒りや悲しみなどを大自然に向けて解放しなさい。声をだして叫んでもいいし、ジェニパーの木に感情を詰め込んだ紙をつるしてもいい」と、ある参加者に伝えて、テントから去りました。
一日たったあと、ホワイトイーグルが再びテントを尋ねると(ビジョンクエスト期間中、一日に一回対話の時間がある)その参加者は「できませんでした」と彼女に伝えました。
なぜできなかったのか?理由を聞くと、上記と同じ理由で「躊躇する」と答えたのです。
その「躊躇する」という参加者に、ホワイトイーグルが教えた叡智は、通訳したからこそ、10年たったいまでも心にしっかりと刻み込まれ、そののち日本の山々での修行、四国お遍路などで自然のなかに身を置いてから、「ほんとそうだな」と実感しました。ネガティブな感情を解放しているであろう修行場なのに、そこの自然は、氣に満ちてとっても生き生きとしているのです。
足を壊してから山での修行はできていませんが、今度はエナジーワークのクラスで、ネイティブアメリカンの叡智を、エナジーワーカーにも伝えています。ホワイトイーグルには、心から感謝です。
自然はね、あなたの感情がどうであれ、それをエネルギーとしか判断しないの。良い、悪いと評価判断するのは人間だけ。マザーアースは「多い、少ない」としか感じません。たとえネガティブなものであっても、それが大きいエネルギーなら、マザーアースは「たくさんのエネルギーがやってきた」と思って、喜んで受けいれるでしょう。だから、マザーアースのためにも、たくさんのエネルギーを解放しなさい。
*このような確認しようがない情報を「叡智」と言います。ネイティブアメリカンは古代アトランティスから続くアデプトの叡智を保持している民族です。「智慧」は、その環境での経験によって「よりよい方法」を試行錯誤しながら得た情報です。「エナジーワークで地球にエネルギーを流すことは安心安全」という「叡智」の情報のもとで、例えば「水や滝のようなグランディングコードにすると沢山流れるよ」という情報は「智慧」といえるでしょう。