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執筆者の写真中西れいこ

より美しい世界へ…

久しぶりに「知性から直観へ」の記事です。


最近よく思うのは、この混沌とした時代は、人類は、地球は、どこへ向かっているのかーということ。学んでも、考えても、感じても、行動してもー終わりがなく思えるカオス。


人の数だけ多様性があれば、多様性の数だけ無理解という分離もある。


でもそれは、外観や価値観などの違いが生み出す多様性であり、私たち全ての有機物は見えない「生命」という共通性、一体性がある。その「生命」は「エネルギー」と言い変えることができる。


エナジーワークの目指す世界は、多様を超えてエネルギーという世界で一つになることで、そこには外観も、価値観も、それこそ言葉もないと、私は考える。


そのような世界で人と人が集うには、直観というテレパシーが必要だ。


先日、あるエナジーワーカーが言っていた。

「すっかりクラスがあることを忘れていたんですが、始まる10分前くらいにソワソワした感覚があって、なんだろうと思って手帳を確認したら、クラスの日でした。間に合ってよかった!」


私はクラス前に参加者に「こんにちは」と呼び掛ける。だからテレパシーは、最初そんな「ありきたりの出来事」として体験できるはず。そんな事象が起きると、確実に彼女は進化しているーという実感に、私は喜びを感じる。


この「直観」はインスピレーション/inspirationの直感ではなく、イントゥイション/intuitionの直観である。ラテン語の「擬視・瞑想」の「intueri」に由来している。


ここから先はアリスベイリー「知性から直観へ」の翻訳です。未翻訳で未出版ですので無断転載とします。


人間にとって未来には何が待ち受けているのだろうか? 私たちが感じているのは、これまで私たちが知っていたものよりも、より美しく確かな何かである。おそらくそれは、神秘主義者たちが到達した知識、それと同じ普遍的な到達点となるだろう。


私たちの耳は現代文明の喧騒に慣らされて聞こえなくなっているが、それでも時折、形のない世界を証明する倍音を聞き取る。


私たちの目は、目前の霧や煙によって見えなくなっているが、より繊細な存在の状態を明らかにする鮮明なビジョンが現れることもある。そして、そのビジョンは霧を晴らし、「海にも陸にもなかった栄光」をもたらす。



エール大学のベネット博士は、これらの考えを非常に美しい言葉で表現している。

博士は言う…



…目からフィルムが落ち、世界が新しい光で現れる。物事はもはや平凡ではない。これは真の世界であり、その真の性格は人間の盲目によってこれまで隠されていたのだという確信が生まれる。


空を旋回するシステムが暗くなる場所ではなく、

凍りついた想像力が舞い上がる場所でもない。

羽の動きに耳を傾ければ、

粘土で閉ざされた私たちのドアを叩く音が聞こえるだろう。

天使たちは昔ながらの場所を守り続けている。

ただ石をひっくり返すだけで翼が動き出す!

それはあなたたち、あなたたちの疎遠な顔が

多くの素晴らしいものを逃しているのだ。


その経験は、最初は人をじらすような、魅惑的なものだ。新しい世界の噂があり、精神は未知の海への航海を切望する。見慣れた世界は後に残さなければならない。宗教の偉大な冒険が始まるのだ。


どこかに確実な地点があるに違いない。成長する宇宙は開かれた未来を提供してくれるかもしれないが、宇宙が成長していると主張する者は、その構造に関する不変の事実を述べていることになる。この事実は、実験の可能性と妥当性を永遠に保証するものである。


人間は架け橋である。超人でさえ、彼がただの理想の象徴にすぎないことを認識すれば、やはり架け橋であることがわかる。未来への扉は常に開かれているという確信だけが私たちにはある…


What does the future hold for man? Something, we feel, of greater beauty and certainty than anything we have hitherto known. Perhaps it will be a universal arrival at that knowledge which the individual mystic has had. Our ears are deafened by the din of our modern civilization and yet at times we catch those overtones which testify to a world which is immaterial. Our eyes are blinded by the fog and the smoke of our immediate foreground, yet there do come flashes of clear vision which reveal a subtler state of being, and which lift the fog, letting in "the glory which never was on sea or land." Dr. Bennett of Yale expresses these ideas in very beautiful terms. He says:


"A film falls from the eyes and the world appears in a new light. Things are no longer ordinary. There comes the certainty that this is the real world whose true character human blindness has until now concealed.


Not where the wheeling systems darken

And our benumbed conceiving soars; —

The drift of pinions, would we harken,

Beats at our own clay-shuttered doors.

The angels keep their ancient places;

Turn but a stone and start a wing!

'Tis ye, 'tis your estrangèd faces

That miss the many-splendoured thing.


"The experience is at first tantalizing, alluring. There is a rumor of a new world and the spirit is eager for the voyage upon strange seas. The familiar world must be left behind. The great adventure of religion begins....


[10] "There must somewhere be a point of certainty. A growing universe may provide for open futures, but whoso declares that the universe is growing states an unalterable fact about its structure, which fact is the eternal guarantee of the possibility and validity of experiment....


"Man is a bridge. Even the superman, once we perceive that he is only the symbol of the strenuous ideal, turns out to be a bridge too. Our only assurance is that the gates of the future are always open." [vii]7

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